どうもまさです。
2017WGCブリヂストン招待で松山英樹プロが新たなテーラーメイドのパターを使っていたことが話題になっています。
あまり道具は変えない松山英樹プロですが、その中でも特にパターは変えないことで有名。
ピン型のスコッティキャメロンプロトタイプがエースである事は既に誰もが知っている事でしょう。
松山英樹プロに憧れて僕もキャメロンパターを買っちゃいました。やっぱりかっこいいですからね。
そんな松山英樹プロがベントネックのマレット型のパターをいきなり実戦投入しました。
今回は今話題のテーラーメイドTPコレクションパターについて徹底解説をしていきますのでパター選びの参考にしてみて下さい。
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松山英樹プロがパッティングの練習に取り入れている器具
意外にもテーラーメイドのマレット型パター。松山プロといえばキャメロンかオデッセイのイメージがありましたので正直ビックリしました。
今週の事前練習ラウンドでテストをして実戦で使う事を決めていたらしく、良い物はすぐに取り入れる姿勢は見習いたいです。
写真は掲載できませんが、松山プロが使っているのはパターのソールに「TOUR PROTO」の文字が入っているツアープロ支給品である事がわかりました。
市販品とは異なるネック形状を採用していました。
現在テーラーメイドから市販されているTPコレクションは3機種あります。発売は2017年4月。
オーソドックスなブレード(ピン)型のSOTO(ソト)とマレットが2機種、MULLEN(ミューレン)とBERWICK(バーウィック)。素材はソリッドな打感で人気の303ステンレススチール、スコッティキャメロンなど多くのパターメーカーが採用しているものです。
フェースにピュアロールインサートと呼ばれる特殊な溝が掘られた物が装着されていて、ボールに順回転を与えてスムーズで転がりの良いパッティングが可能になります。
実際にショップで転がしましたが、打ち出しからボールがスライドせずにすぐに順回転で転がるという感じのパターでした。オートマチックに転がりの良いボールを打ちたい方にオススメですね。
小さなストロークでもしっかり転がるので安定性も増します。
ちなみにマレット型のミューレンですが、市販品はトウヒールバランス(机等に置くとパターの先が垂れるタイプ)です。
バーウィックはフェースバランス(机に置くとフェースが真上を向くタイプ)となっております。
フェースバランスのタイプはフェースの開閉を抑えてくれるのでまっすぐ引いてまっすぐ出すといったストロークがしやすく、パターのストロークが安定しない方に特におすすめです。
ピュアロールインサートとはテーラーメイド独自のパター用インサートです。
スパイダーシリーズにも採用されている事で有名ですが、TPコレクションに採用されているものは改良が施されており、ソフトポリマー樹脂を使っていてインパクトの瞬間TPUが潰れるようになっています。
ソフトポリマーが潰れると中に隠れていた45度グルーブという溝が現れ、その溝がボールのカバーを掴み順回転を与えてくれます。
打ち出しはじめのボールのスライドが減少することで狙ったラインに乗せやすくなりパターの精度が向上します。
クラシカルなデザインの中に最新技術が搭載されているんですね。
松山プロが実際に使用したヘッドは写真から判断するに、テーラーメイドのMULLEN(ミューレン)と呼ばれるモデルです。ソール部分にHIDEKIの刻印が掘られていましたね。
かまぼこ形状でサイズは大きすぎず小さすぎずといった感じです。
ただし、市販されているMULLEN(ミューレン)はショートスラントネックと呼ばれるネック形状のモデルで、松山プロのプロトタイプはベントネック形状となっていました。
ショートスラントタイプの市販品のミューレンはトウヒールバランスでエースのキャメロン同様にフェースの開閉
を使いながら打ちやすいパターです。
松山プロが使用しているベントネック形状のプロトタイプは、恐らくフェースバランスよりの構造になっている事が推測されます。(松山プロがホール感を移動する際に脇に抱えていた際のフェースの向きから判断しております。)
エースのキャメロンよりも開閉が緩やかになり方向性が安定して狙ったラインに乗せやすいという事で今回のプロトタイプを使用したのではないではないでしょうか。
距離感も安定しており、ビシビシパターが決まっていましたね。
ベントネックはシャフトが曲げられて作られているもので、通常だとシャフト1本分オフセットが入っているのでボールの捕まりが良いパターに仕上がります。
ベントネックは総じて低重心になる傾向があります。
対してショートスラントネックはベントネックよりもオフセットが小さく、ネック周りもスッキリ見えるのが特徴でボールに対してアドレスしやすいタイプと言えます。またトウヒールバランスになる事でピンタイプからの乗り換えもしやすいです。
松山プロはベントネックを選んでいましたが捕まりを重視しているのと、エースパターのキャメロンがクランクネック(カギ型とも呼ばれる最もオーソドックスな形状、ベントネックと同程度のオフセットが入っている)なのも要因でしょう。
オフセットが同等であればボールの位置なども大きく変えずにアドレスする事が可能となります。
先に述べていましたがベントネックは重心を低く作ることが可能なのでストロークが安定しやすいのも特徴です。
テークバックが安定しない方は試す価値ありです。
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ブリヂストン招待の最終日は平均パット数が脅威の1.438!
欠点と言われていたパッティングが爆発しての逆転優勝。この数字が松山英樹とテーラーメイドのミューレンパターとの相性を物語っているでしょう。
松山プロがパターをかえるのは非常に珍しいことですが、よほど良いパターだということですね。
本人曰く予選落ちがないから使ってみたそうですが、それで優勝なので圧巻です。
テレビでみた限り凄く良い感じで打てていて、長めのパッティングも決まっていましたね。
ただあくまでもエースはスコッティキャメロンでしょうが、ストロークを整える意味もあるのかもしれません。
テーラーメイドのパターで有名なのがスパイダーですが、パターにもテーラーメイド旋風が巻き起こりそう、テーラーメイドTPコレクション要チェックです。
以上、松山英樹が使用。テーラーメイドTPコレクションパターについて徹底解説という話題でした。
ps.2017年の全米プロでもテーラーメイドMULLEN(ミューレン)パターを使用し、惜しくも優勝は逃しましたが
5位という好成績。パターも決まっていましたね。