ゴルフ雑記帳のまさです。
キャロウェイ ビッグバーサユーティリティ(2023)を使ってみたい、あるいは購入を検討しているというゴルファーの方に向け、この記事ではビッグバーサーユーティリティの計測に使用したクラブスペックからはじめ、最先端の弾道計測器GCquadを用いた試打データをもとに飛距離やスピン性能などのパフォーマンスについてレビューします。
今作は「やさしいく打ちやすい」そして「スライス解消ができるつかまりの良さ」が特徴です。
それではビッグバーサユーティリティ(2023)のクラブスペックから、おすすめするゴルファーのタイプまで、本記事で詳しく解説していきます。
ビッグバーサユーティリティ(2023)の試打に使用したクラブのスペック
- ヘッド：キャロウェイビッグバーサユーティリティ(2023)
- シャフト：SpeederNXforCallaway(中調子)
- フレックス：SR
- ロフト：21°(4番)
【結論】異次元の優しさで飛ぶ
結論から言っておくと、非常に楽に上がって捕まる。飛距離性能にも優れていて優しく飛ばせるユーティリティです。
とにかくよく弾いてくれるので初速が出やすいのが強み。飛距離もしっかりと出てくれます。
低重心効果も感じられ、高弾道も楽に打てます。弾道の高さに悩んでいる方にもピッタリでしょう。
そしてビッグバーサシリーズ共通の捕まりやすさも申し分なく、スライスでロスが出ている方にも効果的です。
ただ、懸念点を上げるとヘッド形状にキャロウェイ独特のクセみたいなものがあって構えにくいと感じるところ。まあ好みがわかれるところだろうけれど、個人的にはAPEX UWみたいな形状だと尚よかったです。
キャロウェイ ビッグバーサユーティリティ(2023)の評価【レビュー】
各項目を10点満点で評価していきます。
飛距離【9/10】
計測時のヘッドスピードはユーティリティで41m/s〜42m/sです。
当サイトでの21°〜22°(UT4番)の平均キャリーは198ヤードほどなので、4ヤード〜5ヤードほど飛ぶという結果。
弾きが強くて初速がかなり出やすいなと感じます。
こちらはややフェース上部でヒットしたのですが、キャリーに大きな差が出ておらずミスしてもしっかりと飛んでくれる。
ヘッド形状(構えやすさ)【6/10】
キャロウェイ特有の四角いフェースで厚みのあるタイプ。
もっとシャロー感があるほうが優しく見えると思うんですが、ちょっと上から入れないといけないような雰囲気があって少し威圧感があります。
だけど前作のビッグバーサよりは遥かに構えやすくはなった。
弾道高さ(上がりやすさ)【10/10】
最高到達点は40ヤード付近まで上がってくれました。当サイト平均は37ヤードなのでかなり上がりやすいユーティリティであることは間違いありません。
フェース下目の薄い当たりでもしっかり上がってくれるのは強み。
つかまり【9/10】
とても捕まりやすいです。オートマチックにドローが打てるので、スライスでロスが出ている方にはもってこい。
捕まり方も一貫していて計算の立つ曲がり幅です。センターラインから左に15ヤード〜20ヤードぐらいの幅で安定していました。
急激にターンするというよりは開きにくいのでチーピンが出てしまう不安などは感じません。
スピン性能【7/10】
スピンはまあまあ入ってくれます。同じに高さが非常によく出るので、止めやすさに関しては不安はまったくありません。
ただ、フェース高が高めなのでラフなどではフェース上目で当たりやすく、ロースピンの棒球になりやすかったのが少し気がかり。
打感【8/10】
初速が出ていることからよく弾いているのだなと思いますが、打ってみると意外に食いつきがよくて好印象。
適度な弾きとフェースに乗る感覚が共存しています。最近のキャロウェイは良い感じの打感を作るのがうまい！
やさしさ【9/10】
ミスには強く、特に上下の打点ブレが起こった場合の飛距離ロスが小さいです。
極端に飛ばなかったりがないのでとにかくやさしいユーティリティです。
操作性【5/10】
操作性は特別良いことはありません。まあ普通です。
総合評価【7.8/10】
総合評価は10点中7.8点。上がって捕まって飛ぶという点においてはかなり評価の高い1本となりました。
ビッグバーサユーティリティ(2023)をおすすめするゴルファーはこんな人
やさしく上がって飛んでくれるユーティリティ。
ということでおすすめするゴルファーの方は下記
おすすめしたいゴルファーはこんな方
- ミスに強くてよく飛ぶユーティリティを求める方
- 高弾道が打ちやすいモデルが良い方
- スライスによるロスを減らしたい方
ビッグバーサユーティリティ(2023)の試打評価まとめ
かなり優しくて打ちやすいユーティリティ。ただ打ちやすいだけでなく飛距離性能にも優れているところは高く評価できます。
そしてこの手のクラブでは特に高弾道が楽に打てるところもメリットでしょう。
特別捕まりすぎを嫌う方以外にはおすすめしやすいですし、何と言ってもカチャカチャ式なのでシャフト交換も簡単、フェースアングルの変更で捕まり方の微調整もできるなど、拡張性も高いのが魅力です。
キャロウェイ ビッグバーサユーティリティ(2023)の商品情報
| 番手 | ユーティリティ |
| フェース素材 / 構造 | 455ステンレススチール/フェースプレート |
| ボディ素材 | 17-4ステンレススチール +トライアクシャル・カーボンクラウン +MIMタングステンウェイト約15g |
| シャフト | SPEEDER NX for Callaway(S, SR, R) |
| 価格 | ¥37,620(税込) |
| 番手 | ロフト | ライ角 | 長さ | ヘッド体積 | バランス |
| 4 | 21 | 59.5 | 40 | 134 | D1 |
| 5 | 24 | 60 | 39.5 | 127 | D1 |
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