キャロウェイの2020年モデルのマーベリックMAX FASTドライバーを試打しました
この記事ではキャロウェイ マーベリックMAX FASTドライバーの計測データにフォーカスをあてて性能や特徴、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
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キャロウェイ マーベリックMAX FASTドライバーの特徴
基本的には元々あったマーベリックがベースではあるのだけど、マーベリックMAX FASTはヘッドスピードの遅めの方向けの軽量ドライバーという位置づけのモデルになります
以前に同メーカーのマーベリックMAXドライバーを試打していますが、それよりもさらに軽量の270g台になっています
もちろん搭載されているテクノロジーはマーベリックドライバーと同様のモノが採用され、進化したFLASHフェースSS20や空気抵抗を低減するサイクロンヘッドシェイプが特徴です
▼従来のマーベリックシリーズとは異なり接着型ホーゼルを採用しています
接着型なのでシャフト交換やフェースアングル調整ができない点はデメリットだとも取れるけど、ネック部に重量が取られないので余剰重量が生まれるというメリットもあります
ただ、恐らくマーベリックMAX FASTの場合はヘッド重量を軽くするという目的だと予想します
ヘッドはロフトとソールのカラーリングが違うだけで女性用のマーベリックLITEと同じような感じ
▼ヘッド外部のウェイトはヒール側の1つのみ
ウェイトはヒール側に一つだけ、これは女性用のマーベリック MAX LITEと同じです
ヘッドとしてはドローバイアス設計となっている模様
スペック
| フェース素材・構造 | 鍛造 FS2S チタン / FLASH フェース SS20 | |
| ボディ素材 | 8-1-1 チタンボディ＋トライアクシャル・カーボンクラウン / ソール＋スクリューウェイト約7g | |
| 体積(cc) | 460 | |
| ライ角(°) | 59.5 | |
| 長さ(インチ) | 45.75 | |
| ロフト角(°) | 9.5 | 10.5 |
キャロウェイ マーベリックMAX FASTドライバー試打レビュー
SIMグローレ10.5°のヘッドに、Air Speeder TMを装着したモノを試打しました
ロフト角は10.5°
クラブの全長は45.75インチ
フレックスはR
バランスはD0
総重量は270g
| マーベリックMAX FAST | |
| ヘッドスピード(m/s) | 47.2 |
| ボールスピード(m/s) | 69.2 |
| 打ち出し角(°) | 14.0 |
| 打ち出し方向(°) | -2.3 |
| サイドスピン(rpm) | 51 |
| バックスピン(rpm) | 3390.4 |
| センターからのブレ(ヤード) | -8.7 |
| キャリー(ヤード) | 252.9 |
| 総距離(ヤード) | 268.1 |
結果からいうと初速性能的にはマーベリックシリーズ中では最も出ていますが、バックスピン量も一番多いという結果になりました
そして方向性はマーベリックMAX並に安定するという感じで好印象
基本的にはヘッドスピード40m/sぐらいの方が使うことを想定したドライバーですけれども中々に飛んで曲がらないドライバーとして評価できます
初速性能は非常に優秀で飛びのポテンシャルは高い
| ヘッドスピード(m/s) | 47.2 |
| ボールスピード(m/s) | 69.2 |
| 打ち出し角(°) | 14.0 |
| バックスピン量(rpm) | 3390.4 |
| キャリー(yd) | 252.9 |
| 総距離(yd) | 268.1 |
平均初速が69.2ということでこれは当サイトでも非常に良い数値です
平均キャリーも252.9ヤードということで飛びに関しても水準以上のデータになっています
今回は10.5°の試打だったのでバックスピン量もマーベリックシリーズでは最も多いという結果にはなりましたが、ロフト角や柔らかめの標準シャフトだと言う事を考慮しても飛距離性能は優秀だと思います
ロフト角を立てればさらに初速アップやバックスピンの低減も見込めそうな気がします
自分の中で基準を設けているので、ヘッドスピードを抑えて振るということはあえてしていませんが、ヘッド単体としての飛距離性能はマーベリックの中でも抜けている印象があります
弾道はストレート系で凄く捕まるというわけでもない
▼球筋はストレート系で安定感が高い
捕まりを重視しているとメーカー側の説明にはありましたが、めちゃくちゃ簡単に捕まるという感じでもなくて全体的にみるとストレート系でした
安定性が高くて扱いやすいなという印象が強く残りました
弾道の高さは普通でロフト角なりのイメージで中・高弾道って感じでした
▼捕まったと思ってもこれぐらいの曲がり幅でした
マーベリックMAX FASTの設計上40m/s後半でのスイングスピードは意図していないはずですが、それでもこのぐらいの曲がり幅に収まるのだから方向性は優秀な部類に入ります
シャフトもしなり感が強くて柔らかいですが、思いのほか安定してしなり戻ってくるのでタイミングが取りやすかったです
フェースが被っていないので構えやすい
アドレス時のヘッドの見え方は上記写真のとおりです
特別フェースが被ったりもしていない為、すごく構えやすいドライバー
▼マーベリックではお馴染みのサイクロン形状
空力を考慮してか、お尻側が上がった形状になっています
極端なシャローバックではないですね
▼こう見るとMAXとMAX FASTで横から見ると形状が違う
-
- マーベリックMAX
-
- マーベリックMAX FAST
マーベリックMAXと比べてみると、マーベリックMAX FASTは比お尻側が上がっている形状
むしろマーベリックMAXがシリーズ中では異端な形状だと思います
打感は良いが弾き感が欲しい方には物足りないかも
打音は個人的にかなり好きな感触です
打音はこの手のドライバーにしては控えめで中低音系になり、柔らかめのフィーリングに感じました
弾き感の強い音や感触が好きな方には少々物足りなく感じるかも
キャロウェイ マーベリックMAX FASTドライバーを試打してみてのまとめ
- スイングスピードを上げて飛距離アップしたい方
- 軽量化したいけど安定性も譲れない方
- 柔らかめの打感が好きな方
想定されていないヘッドスピードでの試打となっていますが、ヘッド単体での飛距離性能的にも総合的にもなかなか優れていると感じました
ロフト角10.5°で3300rpmというスピン量となりましたが、それでも初速が70m/sに迫ってくるから驚きです(ロフトを立てればおのずと初速も出てくるでしょう)
このドライバーはかなり軽量で270g台ということもあるので、お手軽にスイングスピードを上げていけるのもメリットになります
それでいて純正シャフトはタイミングが取りやすく方向安定性も優秀
基本的にヘッドスピード40m/s前後かそれ以下の方であれば飛距離アップを実現してくれる可能性が大いにあるドライバーとして結構おすすめできるモデルです
おすすめ度：
以上、キャロウェイ マーベリックMAX FASTドライバー試打&評価｜高初速&高い安定性が魅力の軽量ドライバー。という話題でした
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