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試打&評価

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー|飛びはそれなり。だけど曲がらない安定タイプであった【口コミ・評判】

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー11

コブラLTDx MAXドライバー」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)

2016年に発売されたLTDの後継モデルにあたるコブラの2022年モデルドライバーのうちの1本。LTD(Longest Total Distance=最長飛距離)に究極の意味とされるx(Xtreme)が加えられたという意味です

LTDxシリーズは5000g・cm2以上もの慣性モーメントを特徴とし、ミスへの強さを高めながら初速も向上させて飛ばしていくぜ!というのが共通した特徴です

この記事を執筆している段階では、すでにLTDx無印LTDx LSという2モデルは試打を行いレビュー記事もアップしています。そちらも是非ご覧いただければと思います。両モデルともに圧倒的な飛距離と安定性を両立できている素晴らしいドライバー。ぼくはLTDx無印を購入しているのですが、買って非常に満足しています

そして今回は、残りの1本となるLTDx MAXですが、LTDx無印同様にフェアウェイゴルフにて購入しました。これでシリーズすべてを打つことができました

MAXはヒール側にウェイトが装着されている外観どおり、ドローバイアス設計。シリーズで最も強い捕まりの良いモデルです

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー5

それでは詳しいデータを見ながらコブラLTDx MAXドライバーについてレビューしていきます

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計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:コブラLTDx MAXドライバー
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:TENSEI AV Rawホワイト 6
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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コブラLTDx MAXドライバー試打計測データ

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー1

平均データ

ヘッドスピード(m/s) 47.4
ボールスピード(m/s) 67.3
打ち出し角度(°) 16.3
打ち出し方向(°) -0.4(左)
バックスピン(rpm) 2513
サイドスピン(rpm) -159(左)
ピーク時の高さ(yd) 43.1
降下角度(°) 45
センターからのブレ(yd) -10(左)
キャリー(yd) 259.9
総距離(yd) 274.6

以上が計測データです

キャリー259.9ヤード、トータル274.6ヤード

飛距離は正直物足りない結果でした。LTDx無印LTDx LSはキャリー270ヤードオーバーということだったので10ヤード程度飛ばなかったです

要因はバックスピン量にあります。MAXはシリーズでは最も多い2500回転前後のデータとなりました。スピン量が飛距離及ぼす影響がどれだけ大きいかということもわかります

260ヤード程度のキャリーなので、最近のドライバーの中では正直飛ばないなーというデータでございます

そして弾道は43.1ヤード。このデータはドライバーとしては高めのデータ。ボールは浮きやすいです。高弾道系の球筋です

弾道イメージはこちら

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー2

弾道はストレートからドロー傾向です。ドローバイアス設計ということですので、メーカーが意図しているとおりの結果でした

ヒール寄りのウェイトと、ドローバイアスと聞くと捕まりがかなり強いイメージがありそうですが、実際にはそれほど極端に捕まるということはありませんでした

LTDx無印と比べ、「別物のように捕まる」というイメージはなかったですね

左右高低のばらつき

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー3

弾道を重ねてみたものが上記画像です。高さ、そして方向ともにバラつきが少なく、非常に安定しているのがわかります

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コブラLTDx MAXドライバーは飛びはそれなり。だけど曲がらないのが強み

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー4

データを見てもらったとおり、LTDx MAXはシリーズ中では飛ばなかったですし、260ヤードそこそこのキャリーなので、特別飛ぶわけでもありません。むしろ飛ばないとすら思っています

ただし、LTDx MAXは圧倒的に曲がりにくく、安定性は素晴らしいです。バックスピンも入りやすく、安定したキャリーを稼ぐことができるドライバーです。ドライバーなのにキャリーのバラつきが少ない点がメリットとなります

一撃の飛距離は物足りなさを感じはしますが、曲げたくないと考えるなら非常に強力な武器になるはず

あと、コブラのドライバーにしてはボールがとても上がりやすいので、優しいクラブという印象も強いです。コブラはハードそう、と思っている方でもトライしやすいかと思います

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コブラLTDx MAXドライバーのヘッドについて

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー5

LTDxドライバーに搭載される大きなテクノロジーは3つあり、3モデルに共通しています

まず「マルチマテリアルシャーシ」チタン製のフレームボディを採用しています。前作RADSPEEDのT-BARシャーシよりも8.3gも軽量化したそう

【試打評価】コブラLTDxドライバー17

そして新テクノロジーでもあるのが「パワーコア・テクノロジー」ヘッドの内部前方にウェイトを配置することで、低スピン化とボールスピードアップを狙っています

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー6

LTDx MAXはソール後方に6g、そしてヒール側に3gのウェイトが装着されています

このウェイトは交換が可能なので、より強い捕まりがほしいなら6gの方をヒール側にセットすれば良いでしょう

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー9

クラウンはおなじみのカーボンクラウンです。マットブラック仕上げ。クラウンには謎のスジが2本入っています。効果は謎

このカラーとは別にUSモデルにはブルーとレッドのヘッドがあり、そちらはツヤがあるタイプになります

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー10

前作まではCNCミルドフェースがクラウンの先端側まではみ出していましたけど、LTDxではそれは廃止されています。見た目はテーラーメイドのドライバーみたいです

この方がみためは良くなったので良い改良だと感じます

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー7

横からみるとこんな感じです

【試打評価】コブラLTDxドライバー12

フェース面が結構改良されています。今作はキャロウェイのようなAIによる設計を採用しているのが特徴です

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー8

フェースを15分割し、それぞれ厚みを調整しているらしく、広い範囲で反発を維持する構造だそうです

打点ブレにも強くなっている印象があるので効果はありそう

打音は以下のとおり。硬さもなくなり打感はよくなったと感じています

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コブラLTDx MAXドライバーの総合評価

【試打評価】コブラLTDx MAXドライバー12

LTDx MAXは飛びはそんなにですけど、とても曲がりづらい超安定タイプのドライバーでした。そしてバックスピン量もしっかり入るのでボールも上がりやすい。つまり非常に優しいドライバーです

コブラはハードヒッター御用達、みたいなイメージは強くありますが、LTDx MAXに関していえば、アベレージゴルファーから幅広い層が使える万能タイプです

飛ばしたいならLTDx無印LTDx LSがおすすめ。曲げたくない、ドライバーがどうも安定しない、ボールが低くてキャリーが伸ばせない、という方にはおすすめしやすいです

おすすめ度

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コブラLTDx MAXドライバーをなるべく安く買うならUSモデルを選択するのもおすすめ

円安の影響はあるものの、日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているパターンもあり、LTDx MAXのUSモデルはまさにそれです。

一昔まえとは異なり、現在のUSモデルと国内モデルのヘッドは同じなので、すでにお持ちのシャフトなどを使うなどすれば、かなり割安で入手が可能なので、US版を検討してみるのもおすすめです。

ちなみに純正シャフトは少し硬いモデルが装着されているため、スペックダウンするのが良いでしょう。

USモデルを購入する場合、おすすめしているのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん。

ぼくも普段USモデルを購入する際には必ず利用しているショップで、今年に入ってからはコブラLTDxテーラーメイド ステルスキャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンドLSなど、多数購入しています。

他にもUS品を扱っているショップはありますが、メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱いショップなので、模倣品などを掴まされるリスクがなく、安心感が違います。

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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