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試打&評価

E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)試打・評価|ヨネックスの2020年最新モデル

ヨネックス E-ZONE GT455&435ドライバー試打&評価

ヨネックスNEW E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)の試打評価レビューです

どうもまさです

2020年3月に発売する、ヨネックスNEW E-ZONE GTドライバー『455』と『435』の2種類のドライバーを試打することができました

本記事では、「弾道計測器スカイトラック」を使ってのデータ計測をもとに、ヨネックス E-ZONE GTドライバー(2020)の性能について「クラフトマン」でもある私が正直に試打評価レビューしていきます

まさ
まさ
結論から言うと、飛距離性能は正直物足りないですが、方向性の良いドライバーといった感じでした

ヨネックス E-ZONE GT455と435の違いがわかるように、2種類を比較してレビューしていきますので、どうぞドライバー選びの参考にしてください

 

NEW E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)の概要

E-ZONE GTドライバー

今回のE-ZONE GTドライバーは455と435というヘッドサイズ違いの2タイプがラインナップ

ヘッド内部に施された3種類の溝の効果によって、ヘッドのたわみを最適化して反発力をアップさせているという特徴があります

またフェース面に縦のCNCミーリング加工を施すことで、サイドスピンを現象させて、方向性のアップも期待できるドライバーとなっています

専用設計のシャフトも復元力に優れた素材である『Namd』を使用している点にも注目したいところです

スペック

  E-ZONE GT455 E-ZONE GT435
番手 ドライバー ドライバー
ロフト角(°) 9、10.5 9、10
シャフト NST002(先中) NST002(先中)
長さ(インチ) 45.75 45.75
ヘッド体積(cc) 455cc 435cc
バランス D1.5〜D2 D2〜D2.5
総重量(g) 290g(9度 SR)、292g(9度 S)、288g(10.5度 R)、290g(10.5度 SR)、292g(10.5度 S) 291g(9度 SR)、293g(9度 S)、289g(10度 R)、291g(10度 SR)、293g(10度 S)
E-ZONE GT435:9度SR、10度Sはカスタム0オーダー対応

E-ZONE GT455:9度SRはカスタムオーダー対応

レフティは455の10.5度のみの展開

 

前作から進化したポイント

E-ZONE GTドライバー(2020)の2種類のドライバー

まずはこの2機種の進化したポイントに触れていきたいと思います

進化①インコアグルーヴテクノロジーで反発力と方向性の向上

E-ZONE GT455ソール

最も開発に力を入れたであろうというポイントが『インコアグルーヴテクノロジー』でしょう

ヘッドの上部にカーボンを採用したカーボンクラウンなのですが、クラウンの裏側に溝を配することで、一定方向へクラウンがたわむようになっています

まさ
まさ
これによって直進力がアップ

さらにフェース裏面の下側に、2つの溝を配することで、従来よりも反発力がアップしているとのこと

そして最後に、フェースの裏側にも溝があるのですが、こちらは縦に2本設けられています

効果としては、フェースがよりたわむようになることで、ミスヒットへの寛容性が向上するというもの

進化②CNC縦ミーリングフェースで曲がりを抑制

E-ZONE GT縦ミーリング

こちらも重要なテクノロジーである、フェース面の縦研磨です

コンピュータ制御さらたCNCミーリングで精密に研磨された縦のミーリング加工なのですが、インパクト時にボールが垂直方向に動きやすくなるらしい

それによってスピン軸が傾きにくく、いわゆるサイドスピンを減らす効果が期待できるというものになっています

進化③Namd&M40X搭載の専用シャフト

E-ZONE GT435シャフト

専用設計のシャフトにもこだわりが感じられ、しなり戻りと復元力に定評のある『Namd』という素材と、強度アップに欠かせない『M40X』という素材を複合

しなり戻りの速さと、当たり負けしにくいという特徴を持ったシャフトに仕上がっています

キックポイントは先中調子

 

NEW E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)の試打・評価

試打クラブスペック

E-ZONE GTドライバー
ヘッド E-ZONE GT455 E-ZONE GT435
ロフト角
シャフト NST002 NST002
フレックス S S
総重量 292g 293g
バランス D2 D2.5
長さ 45.75 45.75
まさ
まさ
装着シャフトも同じで、重量的にはほぼ同じです

2種類を比較するということで、表示ロフトは同じ9.0°、標準装着シャフトのSで試打計測を行いました

NEW E-ZONE GT 455&435ドライバー(2020)の試打計測データ

  455 435
ヘッドスピード 45.6m/s 45.7m/s
ボールスピード 65.9m/s 66.3m/s
サイドスピン 28.8(右) 173.4(右)
バックスピン 2880.3rpm 2402.6rpm
打ち出し角 14.7° 16.7°
センターからのブレ 4.7yd(右) 18.8yd(左)
キャリー 247.6yd 252.3yd
総距離 265.0yd 273.7yd
4球打ってみての平均値のデータです。

ヘッド形状

E-ZONE GT455ドライバーヘッド形状E-ZONE GT455ドライバー

460cc全盛の時代にあえて455ccというのが面白い

だけれども、構えて見ると結構シャローなこともあってか、投影面積が大きく安心感のあります

フックフェースでフェース面も9度という割には非常によく見えるのも特徴的

 

E-ZONE GT435ドライバーのヘッド形状E-ZONE GT435ドライバー

435ccと体積自体も小さく、フェースアングルもストレート

非常に構えやすく、癖がほとんどないヘッド形状です

 

飛距離は435の方が出る

  E-ZONE GT 455 E-ZONE GT 435
ボールスピード(m/s) 65.9 66.3
バックスピン量(rpm) 2880.3 2402.6
キャリー(yd) 247.6 252.3
総距離(yd) 265.0 273.7

ご覧頂くとわかるとおり、『当サイトの飛ぶドライバーの基準としているキャリー250ヤード』に455の方が届きませんでした

455はバックスピン量が多い傾向にありました

もう一伸びがなく、飛距離性能としては物足りないというのが正直な感想です

435はスピン量が平均値で2400rpm程度なので、辛うじてですが250ヤードラインをクリアしました(最大はキャリー257ヤードなので結構良い数字)

初速は大きな差はありませんでしたが、バックスピン量の違いでこれだけ飛距離が変わってきます

435の方が飛距離的には出るドライバーといえるでしょう

方向性は455、435ともにサイドスピンが少なく優秀

  E-ZONE GT 455 E-ZONE GT 435
サイドスピン量(rpm) 28.8(右) 173.4(右)
打ち出し角(°) 14.7 16.7
左右打ち出し方向(°) 0.7(右) 2.1(右)
センターからのブレ(yd) 4.7(右) 18.8

方向性はかなり良い結果が出ていて、特に455は左右のブレが少なめでした

打ち出し方向がかなり安定している上に、サイドスピン量も少ないのが要因です

対して435はセンターからのブレが右に18ヤードとなっていますが、打ち出しが右に出ていることと、球筋がフェード系になっているのが影響しています

ただし、サイドスピン量自体は少なく、大きな曲がりというのは出ていません

捕まりは455の方が強いですが、それでもストレート系の弾道

435は捕まりが抑えられていて、フェード系といった感じでした

まさ
まさ
両者ともにサイドスピンが少なくて、設計意図が結果にしっかり反映していると感じます

打感は可もなく不可もなく

打感に関しては特別良いという感じではないですが、悪くもないといったところ

甲高い音もしないので不快感はありません

455はかなり優しいドライバー

455は方向安定性が高くて、捕まりも適度

455ccですが、投影面積も大きくて安心感も高いと感じます

実際にミスヒットにもかなり寛容なモデルなので、方向性が安定しないという方に最適化かなと思います

方向性重視なら455、飛距離重視なら435といった感じ

純正シャフトは素直なしなりで扱いやすい

純正シャフトは50g前後の重量

先中調子ということもあって、先端側が大きく動きますが、しなり戻りは非常に正確だなという印象です

大きく動くシャフトながら、ミート率も割と良くて扱いやすいなというのが率直な感想です

ただ先端に動きが出るので、インパクトがロフトがつきやすくバックスピン量も増加しやすいタイプかなと思います

 

NEW E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)の違いは、バックスピン量と捕まり具合

E-ZONE GTドライバー

ここでは2機種ヘッド性能の違いについて解説していきます

バックスピン量は435がやはり少なめで弾道も強い

E-ZONE GT 435ドライバーと455ドライバー、2種類のドライバーの最も大きな違いの一つに「バックスピン量」があげられます

  • E-ZONE GT 455→2880rpm
  • E-ZONE GT 435→2496rpm

約400rpmほどの違いで、キャリーで5ヤードほど差がでるという結果でした

455の方が重心が深いこともあって、インパクトロフトが付きやすくなるので当然といえば当然なのですが、吹き上がりガチです

バックスピン量が不足してドロップ傾向にある方には良いですが、そうでなければ435の方が圧倒的に飛距離が稼ぎやすくて、風にも強い打球が打てますね

455の方が簡単に捕まる

比べると455のフックフェースの度合いが大きく、簡単に捕まります

スライスによって飛距離不足に陥っているなら迷わず455が良いでしょう

 

よくある質問(Q&A)

対象のヘッドスピード

純正装着シャフトの装着時で、300gを切るような総重量なので、ヘッドスピードは38m/s〜43m/sぐらいまでと幅広く使えると感じます

純正シャフトは非常に素直で扱いやすいのでバックスピン量が多くて吹き上がるという場合には、カスタム考慮すれば良いかなといった感じです

弾道的におすすめなのは?

  • スライサー「E-ZONE GT455」
  • ストレートorドローヒッター「E-ZONE GT435」

スライサーには455がやはりおすすめです

捕まりすぎずに安定したフェード系でいくなら435

カスタムの提案

カスタムするならばやはりバックスピンを抑えられるタイプがおすすめですね

そうでなければ純正シャフトが優秀だからそのまま使うのが良いと思います

バックスピン量を抑える事を考えるなら、『グラファイトデザイン Tour AD XC

カウンターバランス系でいくなら455には『フジクラ VENTUSブルー

435には『TENSEI CK PROオレンジ』が候補

 

Youtubeでは弾道も確認できます

 

NEW E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)のまとめ

E-ZONE GT455は正直飛距離性能的にはもの足りない部分がありましたが、方向性は良いですし安定感があるので、左右にばらつきの出る方には武器になると思います
 
対してE-ZONE GT435は全体的なバランスが良くて、飛距離もそこそこで左へのミスが出にくいといったドライバーです
 
安定感も求めるなら455、飛距離重視なら435といった感じです
 
純正シャフトが非常に良くできているので、是非そのままの状態で試打をして頂くと良いかなと思います
 
総評としましては、一発の飛びよりも方向安定性が際立っているドライバーでした
 
飛距離性能で言えば、以前試打して『【ヨネックス】 E-ZONE FSドライバー試打評価レビュー|ディープフェースで飛距離性能はトップクラスなうえに方向性が最高!』という記事で紹介しているFSドライバーの方が上かなと思います
 
おすすめ度:
 

以上、E-ZONE GT455&435ドライバー(2020)試打・評価|ヨネックスの2020年最新モデル。という話題でした

合わせて読みたい【2020】飛ぶドライバーおすすめ人気ランキング|本当に飛ばせるドライバー33機種を厳選紹介!

関連【ヨネックス】 E-ZONE FSドライバー試打評価レビュー|ディープフェースで飛距離性能はトップクラスなうえに方向性が最高!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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