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試打&評価

LAGOLF TOUR AXSブルー試打評価レビュー|デシャンボーやDJが使う超安定する低スピンシャフト

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー2

今回はLAGOLF TOUR AXSブルー(ドライバー用シャフト)を購入したので早速GCQuadでの試打計測を行いました

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー8

このシャフトの英語表記は「TOUR AXS」。ツアーアクシスなのかツアーアックスなのか詳しいことは結局わからないけど、ティーオリーブさんがツアーアクシスと言っていたのでツアーアクシスにしておきます

デシャンボー、TOURAXSドラコン大会ではノーマルカラーのTOUR AXSブルーを使用

TOUR AXSブルーはデシャンボーがメイン使用するシャフトで、彼は60Xのホワイトカラーを試合で使っていたりします。一般に市販されているのはブラックの軸カラーにブルーのLAGOLFロゴが標準デザインです(ドラコン大会では通常カラーを使用)

LA Golf TOUR AXSブルー

確認したところホワイト版はカラーカスタムで対応可能でした。実は春頃にぼくもホワイト版をオーダーしていましたが半年ぐらいかかっても結局原材料の関係がどうとかでめちゃくちゃ時間かかりすぎるのでキャンセルして普通のタイプを買いました。中身は一緒とのことだったので問題はありませんけどホワイトが欲しかった・・・

ちなみにデシャンボーが使用しているプロトタイプが限定発売されるようです

関連【試打評価】LAGOLF TourAXSブループロト デシャンボーシグネチャー|最強の低スピンシャフト

TOUR AXSはブルー以外にもホワイトやレッドも用意されていて、ブルーが最もハードなスペックで重量も70g以上からしかありません

今回も弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です

結論:先端ガッチリ系。超安定の低スピンシャフト

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー5

結論から先に言ってしまうと先端剛性が高く余分なスピンを抑制できるうえに安定性もあるシャフトで高性能。重たいので普段70g以上のシャフトを使用している人が対象です。ブルーは表記は60でも実際の重量は70g以上あるので注意

そんな中、しなり感はあって振動数(60Sで256cpm)が低めだったのが意外でした

恐らく手元剛性がかなり低く設定されていることが数字が出なかった理由だと考えられます。しかもトルクも4.0あるおかげでスイング時のしなりは十分あるというか、高重量帯シャフトとしては異例なぐらい切り返し時にはしなり感じられました

ですが中間部から先端にかけては剛性を高めているので安定性は確保されていますしスピン量も増えにくい傾向にあります。ぼくの場合ヘッドスピードが足りていないのも原因で終始フェード系となりました。捕まりは控えめ。バックスピン量は2000回転程の結果です

フェードでスピンを減らすにはある程度の技術力が必要ですけど、自動的にここまでスピンが減るのは珍しくて、ヘッドスピードがないと捕まりきらなかったりドロップしてしまう可能性がとても高いです。40m/s台の方であれば大人しくホワイトかレッドを選択した方が無難ではあります

捕まえにいってもストレートになるぐらいなので左方向への曲がりも抑えられます

LAGOLF TOUR AXSブルーの振動数とセッティング

計測に使用したクラブのスペック
LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー9
  • ヘッド:コブラ KING LTD BLACK
  • ロフト角: 10.5°
  • シャフト:LAGOLF TOUR AXSブルー 60
  • フレックス:S
  • 長さ:45.25インチ
  • 総重量:332,g
  • 振動数:256cpm
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad

60Sという表記ですがシャフトのカット前重量は72g。トルクも4.0で結構あります

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー10

今回は45.25インチで組んで振動数は256cpmでした(え

低すぎるやろ!と思って調べたんですが、こちらのショップで予測CPMが253と言っていました。どうやらそういうシャフトのようです。一安心

それでもかなり低い数値で意外でした。LAGOLFのTORONOは270cpm以上でるらしいですけど

しなり感も結構あるので短尺にしてみてもいけそうな気がします

LA Golf TOUR AXS剛性分布図

振動数がこの数値なのは今回装着しているKING LTDのヘッド重量が重たいことや、手元剛性の低さが理由だと思います。剛性分布図を見てもわかるように手元側の剛性が低く設定されているのがわかります

ホワイトとレッドは直線に近いのにブルーだけ異端すぎますね

先端は剛性が高いです。単純に柔らかいシャフトというわけではないから注意

 TOUR AXSブルーのスペック

モデル名 重量 フレックス トルク 弾道/スピン
ブルー60 72g S 4.0 低弾道/低スピン
ブルー60 73g X 4.0
ブルー70 81g S 3.2
ブルー70 82g X 3.2

LAGOLF TOUR AXSブルー試打計測データ

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー7

▼平均のデータが下記

ヘッドスピード(m/s) 46.0
ボールスピード(m/s) 66.2
打ち出し角度(°) 15.6
打ち出し方向(°) 0.6(R)
バックスピン(rpm) 2080
サイドスピン(rpm) 57(R)
ピーク時の高さ(yd) 37.2
降下角度(°) 40.2
センターからのブレ(yd) 6(R)
キャリー(yd) 261.6
総距離(yd) 278
まさ
まさ
めちゃくちゃ低スピン系です。降下角度も浅めになりました。メーカーが謳っているような結果になっています

▼弾道イメージを見てみるとこんな具合

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー7

フェード系でセンターから右方向へ打球が集まっています

打ち出しの高さも抑えられていて降下角度も浅め。これだとランにも期待できますけど、これ以上スピンが減るとキャリー不足になりそう

LAGOLF TOUR AXSブルーの振り心地やフィーリング

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー11

ハードな印象のあるLAGOLFでしたが、TOUR AXSブルーはしなり感があって割とマイルドです。ただ、重量が70g以上あるのでモッサリした振り心地です

振動数も低くてトルクもあるから切り返しではグイッというかグワッとしなる感覚があります。そこからインパクトにかけてはゆっくり戻ってきます。走り感とか弾き感などはほとんど感じられません

しなり感はあるのでタイミングは絶妙にとりやすいという印象を受けましたが、先端が特に硬いので捕まえにいっても極端にドローする感じはありませんでした

そして先端剛性の高さはトウダウンのしにくさに現れています。安定性はとにかく高いので、スイングスピードが速ければ速いほど恩恵を受けられるでしょう

先端に余計な動きがでないのにちゃんとしなりが感じられるのがポイントで、意外なことに素直さなところが良かった。振ったら振った分飛ばせるシャフトです

LAGOLF TOUR AXSブルーの評価チャート

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー4

まずスピンを抑制できることや、重たさの割にボールスピードも落ちてはいないので飛距離性能は優秀という評価です。。GCQuadで今回は46m/sぐらいのスピードで打っていますが、打ち出しの低さやスピン量的にもヘッドスピード的には最低ラインはこのあたりだと思います

40前半から中盤にかけてはホワイトやレッドの方が良いかもしれません

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー6

方向性は特によくて安定感は素晴らしいです。ここは最高

シャフトとしてはとても高評価できるモデルなのは間違いないですけど、確実に人を選びます。まず重たいのでシンプルにスイングスピードが欲しいです

そして捕まりが弱いわけではありませんが、スピードが出ないと打ち出しから右にいきそう。ヘッドスピードはあればあるほど良いです

デシャンボーはこれに極太シャフトをつけて強烈なドローを打っているから頭がおかしすぎる

TOUR AXSブルーのラウンドでの使用感

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビューラウンドレポ

ラウンドでも実際に使用してみましたが、やはり安定性は最高クラスです。とにかく曲がらないシャフトという印象でした

飛距離に関してはGCQuadでの計測値どおりでキャリーは260ヤード前後です

ややトウ側に当たって軽めのドローが出ることはあっても激しいフックボールはでませんでした。基本はストレートからフェードで、これも計測の時と同様の結果

そしてラウンドでもしなりを感じやすい特性は良い方向に働いてくれました。叩きにいっても余計な動きをしないのがメリットです。トウダウンしにくい印象も変わらずでミート率も良かったです

TOUR AXSブルーをフェアウェイウッドで組んだスペックと振動数

LAGOLF TOURAXSブルー フェアウェイウッド

TOUR AXSブルー60Sを3番フェアウェイウッド用にカットして組んだ際のスペックも紹介しておきます

装着ヘッドはコブラKING F7フェアウェイウッドです

長さは43.25インチ

LAGOLF TOURAXSブルー フェアウェイウッド総重量1

ヘッド重量は211.4g(スリーブ抜きの状態)

LAGOLF TOURAXSブルー フェアウェイウッド総重量2

総重量は333.6gとなりました

LAGOLF TOURAXSブルー フェアウェイウッド振動数

振動数は271cpm。フェアウェイウッドに装着してもドライバー同様に安定性の高さが際立っていました。先端剛性が高いこともあってトウダウンもしにくくミート率も高まる印象です

総合評価

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー8

スピードさえ出せれば難易度はそれほど高くないです。トウダウン量も少なくて打点がバラつきにくく、打球の集まり方も一定していることからも安定感の高さも実感できました。ネックになるのはやはり重さですが、そこ意外に特別扱いにくいなというところは特別感じません

LAGOLF TOURAXSブルー試打評価レビュー3

フェードヒッターよりもドローヒッターの方が向いていると思います。捕まえにいってもほとんどストレートぐらいにしかならないので、左が嫌なら試してみる価値はあります

安定感は最高です

おすすめ度

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まさ
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