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試打&評価

【試打評価】N.S.PRO レジオ フォーミュラB+|極上の粘り感と高い復元力【口コミ・評判】

【試打評価】NSPRO レジオフォーミュラB+12

日本シャフト N.S.PRO レジオフォーミュラB+を購入しましたので、さっそく試打計測を行いました(GCクアッドを使用)

今作は粘り系でありながらも鋭いしなり戻りが特徴のレジオ フォーミュラBの後継モデルシャフトです

シャフトの扁平復元力を高めるために、16軸組布を採用。シャフト全長に7軸、先端に9軸という豪華な組み合わせです。メーカーが言うにはモーダス120とのマッチングを最適化したとのこと

ちなみに同メーカーのレジオ フォーミュラMB+も素晴らしい高性能シャフト(執筆時点でのエースシャフト)だっただけに期待できるシャフトです

それでは詳しいデータを見ながら日本シャフト レジオフォーミュラB+ についてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:テーラーメイド ステルス
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:日本シャフト N.S.PRO Regio Fomula B+ 65
  • フレックス:S
    総重量:316g
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad

65Sでシャフト単体の重量は66.5g。トルクは2.9

キックポイントは元

弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です

 

レジオ フォーミュラB+の試打計測データ

平均データ

ヘッドスピード(m/s) 46.7
ボールスピード(m/s) 67.4
打ち出し角度(°) 16.3
打ち出し方向(°) -0.8(左)
バックスピン(rpm) 1992
サイドスピン(rpm) -7(左)
ピーク時の高さ(yd) 40
降下角度(°) 41.2
センターからのブレ(yd) -4(左)
キャリー(yd) 270.7
総距離(yd) 288.7

以上が計測データです

キャリー270.7ヤード、トータル288.7ヤード

キャリーは270ヤード越えとなり、文句のつけられない飛距離性能。飛ぶシャフトであることは間違いありません

バックスピン量は2000回転弱がボリュームゾーンです。低スピンシャフトと言っていいでしょう。効率よく飛距離を伸ばせる数値です

高さとしては中弾道タイプ

弾道イメージはこちら

弾道はほぼストレートイメージですが捕まりも絶妙な味付け。打ち出しはやや左になりますが、左へ巻いてしまうような感触はありませんでした

左へ出しやすいのに捕まりすぎないのでフェードヒッターとの相性が良さそうに感じます

捕まりは同シリーズのレジオ フォーミュラMB+よりも弱いです(MB+の方がドローイメージ)

弾道を重ねたイメージ

弾道を重ねてみたものがこちらです

打ち出しも高さも揃っているのがわかります

弾道の落ち着き方が素晴らしく、安定性に関して言えば最高クラスに位置します

 

レジオ フォーミュラB+はエネルギー効率が良い

レジオフォーミュラB+を一言で言うとエネルギー効率の良いシャフトです。弾道の高さ、スピン量ともに効率よく飛ばせる数値を叩き出してきます

先端剛性が高めであることから、当たり負けをしにくく方向安定性も高いです。スピンが過剰に増えることはありませんし、手元調子系のメリットをわかりやすく体感できます

それでいて打ち出し角を確保しやすいと言うのがこのシャフトのメリットです。先端剛性を高めながらなので相反する部分がありますが、このあたりの調整が絶妙すぎます。スチールシャフトでも巧みな剛性調整ができる日本シャフトの技術力の高さを感じます

エネルギーロスが少ないのでヘッドのポテンシャルを最大限活かせるシャフトです

 

レジオ フォーミュラB+の振動数とフィーリング

わかりやすいぐらいの手元調子シャフトです。ワッグルしてもすぐに体感できるぐらいに手元側が動くのがわかります

これは65Sでも260cpm無いなと思っていましたが、振動数計で手元側の硬さを計測してみると257cpm。カスタムシャフトの中ではかなり低めの値を示します。近しいもので言えばUSTマミヤ アッタスダースです(B+の方がアッタスダースよりは打ち出しの高さが出しやすい)

実際に振ってみたフィーリングとしても完全な手元調子です。しなり感を大きく感じます。が、インパクト前後ではしっかりと復元しているのがわかります。粘り系の中ではしなり戻りが速いタイプ

それでもダブルキックほど先端が動くことはありませんので左へのミスは気になりません。GCクワッドのデータを見てもフック回転は極小

先端がゴリゴリに硬いわけでもなく、全体的にマイルドな挙動をするシャフトです。スペック表を見るとトルクがかなり絞られていますが、全くハードではありません

 

レジオ フォーミュラB+のデザイン

ブラックベースにブルーのグラフィックが施されています。こちらが裏面になります。スペックなどもこの部分に記載

 

対して表面はというとブラックです。めちゃくちゃ地味に感じる方も多数いるでしょうが、不要なデザインが無いため気が散らないと言うメリットもある・・・のかもしれません。派手なデザインが好きな方には物足りないと思います

 

た完全なブラックなのかと言うとそうでもありません。先端にかけてブルーとホワイトのスジみたいなグラフィックが入っています。結構かっこいいんですけど表側からはほとんど見えません。しかもブラックの軸カラーなのでブルーがほとんど見えないから気休め程度のデザインです

 

レジオ フォーミュラB+の総合評価

素晴らしいシャフトです。飛距離方向性ともにパーフェクトです

それでいてしなり感もちゃんと感じられるのでタイミングも取りやすいです。しなりが体感しやすく必要以上に力が入ることもありません。スイングテンポやリズム面への悪影響も少ないと考えられます

とにかく硬くて動きが出ないシャフトを好む方には微妙な選択肢かもしれませんが、しなりを感じながら打ちたいなら最適な選択肢の一つとなるでしょう。

文中でも言いましたが先端剛性は高めなので当たり負けもしにくく安定感は抜群です。デザインが地味なぐらいしか文句がつけられない完成度の高い1本

同シリーズのレジオ フォーミュラMB+よりは捕まりが弱めです

おすすめ度

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