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試打&評価

【試打評価】N.S.PRO レジオ フォーミュラM+|飛びと安定性を兼ね備えた弾き系【口コミ・評判】

【試打評価】レジオ フォーミュラM+18

日本シャフト N.S.PRO レジオフォーミュラ M+を購入し、しばらく使い込んでみたので、GCクワッドでの弾道計測、性能、フィーリングの観点から評価・レビューしました。

購入を検討する際の参考にしてみてください。

まさ
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レジオ フォーミュラM+の概要

【試打評価】レジオ フォーミュラM+8

N.S.PRO MODUS130とのマッチングをベースに開発されているのが今作レジオ フォーミュラM+。手元から中間部の剛性を高めているのが特徴です。シリーズ中では最も加速感があり弾きの強い中調子のシャフト。

シャフトには16軸組布(全長7軸、中間9軸)を採用。スイング時のシャフトの潰れを軽減するというテクノロジーを採用しています。

最近は稲見萌寧選手が使用しはじめたことでも話題のシャフトです。

 

【試打評価】レジオ フォーミュラM+13

シャフト表面はブラックベース。デザインは地味です。

 

【試打評価】レジオ フォーミュラM+10

M+は赤色を基調としていて、よく見るとマーブル模様のようなデザインが施されています。

最近は派手なシャフトが多いなか、逆に貴重な存在といえますし、余計な視覚情報が入らないため集中できるという方もいるでしょう。

今回は65Sを購入しました。シャフトスペックは重量が67.0gトルクは2.9です。

計測に使用したクラブのスペック

【試打評価】レジオ フォーミュラM+7

  • ヘッド:PING G400 MAX
  • ロフト角:9°
  • シャフト:レジオ フォーミュラM+ 65
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad

弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です

 

レジオ フォーミュラM+の総合評価

【試打評価】レジオ フォーミュラM+17

まずは総合評価から。(総合評価)

特徴のひとつである弾き感が凄まじく、飛距離性能は非常に優秀です。スピンを抑えつつ弾道も高くできるため、効率よくキャリーを出せる弾道が作りやすいと感じました。

それでいて捕まりがそれほど強くない点にも注目したい。

走るタイプですから、当然ドローが強く出てしまうかなと想像していました。しかし、捕まり具合は意外にもニュートラルでストレート系の球筋。

ドローを強くかけていきたい場合には物足りなさも感じますが、飛距離を伸ばしたいけど左へのミスが嫌だなと感じてる方に最適だと思います。

手元から中間がしっかりしている分、レジオの中ではもっとも硬さを感じます。なのにこの手のタイプではマイルドな仕上がりで不思議な感じ。

 

レジオ フォーミュラM+試打計測データ

【試打評価】レジオ フォーミュラM+1
 

平均データ

  レジオM+ ベースデータ(G400MAX)
ヘッドスピード(m/s) 45.3 45.1
ボールスピード(m/s) 64.8 66.2
打ち出し角度(°) 19.3 16.2
打ち出し方向(°) -1.1(左) -2.2
バックスピン(rpm) 2022 2608
サイドスピン(rpm) 28(右) 2(右)
ピーク時の高さ(yd) 45.2 41.9
降下角度(°) 44.8 44.3
センターからのブレ(yd) -4(左) -9
キャリー(yd) 258.3 253.2
総距離(yd) 275.3 270.3

以上が計測データです

キャリー258.3ヤード、トータル275.3ヤード

今回はG400MAXを使用しています。ベースデータと比較をするとキャリーが5ヤードほど伸びました

要因はバックスピンの低減に加え、打ち出し角のアップです。高弾道低スピン化を実現できており、飛距離を伸ばしやすいシャフトであることがわかります。

弾道イメージ

【試打評価】レジオ フォーミュラM+2

弾道はこちらです。

ご覧のようにドローもフェードも両方出ています。サイドスピン量は200回転。曲がりはどちらも小さく、フェアウェイの幅のなかで打ち分けが可能な操作性の良さを体感しました。

弾道を重ねたイメージ

【試打評価】レジオ フォーミュラM+3

弾道を重ねてみたものがこちらです

高さは一定しており、キャリーのバラつきも小さく安定感が高いです。

ドロー、フェードの両方が出ていますが、やはり曲がりも小さく、センター付近に収まっています。安定性は極めて高いシャフトです。

 

レジオ フォーミュラM+は走るけど捕まりすぎない

【試打評価】レジオ フォーミュラM+6

実際に打ってみると、加速感はかなりのものがあり、インパクト付近で一気にヘッドが走る感覚が味わえます。

これは先端が柔らかいわけではなくて、手元から中間の剛性を高めているからだと考えられます。

走るけれど、結果としては捕まりはそれほど強くありませんでした。高弾道低スピンのフェード系で安定させることも可能。

 

【試打評価】レジオ フォーミュラM+5

反対に捕まえにいく感じで打っていった打球が上記画像なのですが、打ち出し方向も安定していますし、サイドスピンも200回転程度と小さいです。落ち際に左に切れていくぐらいの弾道を作りやすいので、大きなドローが簡単に打てるタイプかと言うとそうではないです。

あくまでベースはストレートイメージ。走るけれど捕まりすぎません。バックスピンも減らしやすいので、弾き系タイプで安定感と操作性がほしいなら非常におすすめなシャフトです。

 

レジオ フォーミュラM+の振動数とセンターフレックス値

【試打評価】レジオ フォーミュラM+16

振動数計を使って計測すると65Sで267cpm。

このスペック帯ではなかなか高い数値が出ています。メーカーも謳っているとおり手元剛性は高いです。

 

【試打評価】レジオ フォーミュラM+14

次にセンターフレックス計でシャフト中間部を計測。CF値は5.12kgです。

この数値も高め。ベンタスレッド6Sで4.77だったので、中間部もかなりしっかりとさせていることがわかります。

 

【試打評価】レジオ フォーミュラM+15

さらに先端よりも計測。4.80kgです。

レジオシリーズで比較してみたものが下記。

  振動数 CF値 CF値(先端より)
レジオ M 267 5.12 4.80
レジオ B+ 258 4.21 4.14
レジオ MB+ 264 4.67 4.51

M+は手元から中間部に剛性を強く持たせているようです。

実際に打ってみても、全体に硬さがあり、シリーズの中では最も硬さを感じるフィーリングです。それでも数値よりはマイルドに感じるので不思議な感覚はあります。そこまでハードなシャフトではありません。

MB+は文字どおり中間的な性能なので、最も癖がなく、個人的にも一番使いやすいと感じています。

 

まとめ

【試打評価】レジオ フォーミュラM+9

弾き系らしく高弾道が作りやすく、なおかつ低スピン化するため飛距離を伸ばしやすいシャフトです。

加速感と走り感はわかりやすいぐらい体感できるため、そういったフィーリングがほしい方には嬉しい挙動かと思います。

それでいて捕まり具合はマイルドでストレートな球筋を作りやすいのも特徴的。動きのわりに捕まりが弱いと感じたため、癖があるといえばあります。

手元調子系ではタイミングがとれない、けど左へのミスは減らしたい、と考えている方に最もおすすめしたいです。

シャフトで捕まえてドローを打ちたいと考えている方には少し物足りないかも。

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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