試打&評価

OT TOURハイブリッド試打&評価|左に行かない安心感はユーティリティ向き

OT TOURハイブリッド試打&評価

三菱ケミカル OT TOURハイブリッドシャフトの試打評価レビューです

三菱ケミカルから2008年以来に登場したと言ってもいい、アスリートモデルのカーボンシャフトである「OTシリーズ」

アイアンとハイブリッド用のカーボンシャフトがラインナップにあるのですが、今回試打したのはアスリートモデルである「OT TOUR」のハイブリッド専用シャフトです

発売は2017年なんですが、当サイトでは取り上げていませんでしたし、単品のカスタムシャフトということもあって中々試打する機会もないモデルです

「どんな感じのシャフト?」「使用感を知りたい」といった方も少なからずいらっしゃると思います

ということで本記事では三菱ケミカル OT TOURハイブリッドシャフトを弾道計測器スカイトラックを用いて計測を行い、使用感を交えてレビューしていきたいと思います

OT TOURハイブリッドシャフトについて

OT TOURハイブリッド

主な特徴としては以下のとおり

  • シャフトの変形を抑えることで挙動が安定
  • スムーズなしなり感
  • 先端の剛性が高い

しなり感は出しながらもスイング中の無駄な変形を抑えて軌道を安定させるといったシャフト

先端の剛性は高くて、基本的にはアスリート向けとしての位置づけのモデルとなっています

 フレックス重量トルクキックポイント
OT TOUR h80R85g3.8
OT TOUR h80S89g3.6
OT TOUR h80X95g3.5
OT TOUR h90S97g3.3
OT TOUR h90X102g3.2
OT TOUR h100X1082.9

こうみるとトルクも結構あるので、スペック的には使える人が多いかなといった感じです

ただし重量はやはりしっかりとあります

問題は振り切れるだけの力があるかどうかといったところなので、組み上げた際の総重量に注意したいですね

 

OT TOURハイブリッドの試打レビュー

まずは試打クラブのスペックを紹介

試打クラブのスペック
ヘッドテーラーメイド GAPR HI
ロフト#4 22度
シャフト三菱ケミカル OT TOURハイブリッド 80
フレックスS
バランスD
総重量370g

総重量370gに仕上がったので、軽量スチールのNS950などが入ったユーティリティと比べても10g以上は軽量になりました

GAPR HIには元々モーダス105が入っていましたが、それだと総重量390gだったので、20gも軽くなっています

そう考えるとスチールシャフト入れた場合は非常にハードスペックだよなーと感じますね

試打計測データからみるOT TOURハイブリッドの性能やフィーリング

OT TOURハイブリッド弾道イメージ
 OT TOURDimana ThumpModus 105
ヘッドスピード(m/s)42.145.442.1
ボールスピード(m/s)58.459.358.9
打ち出し角(°)18.017.114.9
打ち出し方向(左右)-0.50.0-2.7
バックスピン(rpm)470244204913
サイドスピン(rpm)421-293234
センターからのブレ7-7.9-4
キャリー(yd)191198195
総距離(yd)198211208
4球打ってみての平均値のデータです。弾道計測器はスカイトラックを使用

今回はテーラーメイドのハイブリッドであるGAPR HIでシャフトを変えながらのテストを行いました

GAPR HI自体は飛距離性能が優秀で、おすすめのユーティリティです

結論から言うと、飛距離的には何とも言えないかなり微妙なデータとなりました

今回は3モデルのシャフトで比較をしてみたんですが、OT TOURを装着した今回の組み合わせが最も軽量に仕上がっているにも関わらず、ヘッドが走らず初速も出ませんでした

スムーズなしなり感と謳われているとおり、スイング時にはしなり感も結構あって比較楽に打てる雰囲気があります

がしかし、いかんせん捕まりが悪いなといったところで飛距離が伸びませんでした

元々スライス打ちの人間ではありますが、同一ヘッドでもシャフトによってこれだけの違いが出るのだなーというのが改めて実感できます(ディアマナサンプは結構捕まってますからね)

しなり感も強く、タメが強くなりすぎるのも要因の一つかと思います

振り遅れがちになりますし、トルク値も大きいことから思ったよりもフェースが開いて当たってしまうなといった印象があります

結果、スライス回転が強くなることや、ちょっと滑ってしまう感じがあることで初速も低下してしまいました

左へのミスは出にくい点は、ユーティリティ用としてはかなり良いかも

とまあ、気になる点ばかりあげていきましたが、球筋は一定するから方向性としては問題ないのではないかと感じます

1球だけ左への打球が出ましたが、計測外での試打でも左方向へのミスといった打球はほぼ出なかったですし、極端なボールはでませんでした

ユーティリティというクラブは特性上、捕まりが非常に良いです

ロングアイアンは抜いてユーティリティを入れたいんだけど、左へのミスが出るから使えないといった方も多いと思います

そういったことを考えると、ユーティリティというクラブの特性を良い意味で抑えることができるのはメリットとも言えますね

先端もかなりしっかりしているので、ライを選ばずに使える点もユーティリティ向きかと思います

まさ
まさ
ユーティリティで左への引っかけを減らしたい方におすすめできます

 

OT TOURハイブリッドの見た目やデザイン

OT TOURロゴデザイン

OT TOURのデザインですが、多数のカーボンの束を編み上げて、それを筒状にして作られているということで、編み込んだような模様が浮き上がっています

これはシャフト裏面になるのですが、結構カッコいいです

▼アドレスした時はこんな感じに見えます

OT TOUR背面デザイン

シャフトの正面に当たる部分はシルバーになっていて、かなりシンプル

アメリカとか欧州の選手はシンプルなデザインを好んでいる人が多いらしく、そういった所に配慮してこういったカラーリングになっている模様

 

OT TOURハイブリッドの注意したいポイント

注意したい点としては、スライサーとの相性はあまりよくないかなといった所です

トルクも大きく開きやすいので、フェースに乗らずにイマイチ距離が出ません

無理に捕まえに行くと、スイングに悪影響も出るので別のモデルを選択するのが無難です

TENSEI オレンジハイブリッドの方が扱いやすいかなと思います

フェード系の持ち玉でも力があってスイングスピードもあるなら、同じ三菱ケミカル製のディアマナサンプハイブリッドも良いでしょう

 

OT TOURハイブリッドの総合評価:まとめ

OT TOUR 評価チャート
こんな方におすすめ

  • ユーティリティでの引っかけに悩んでいる方
  • 重量は欲しいけど、適度なしなり感を求める方
  • ライを選ばずユーティリティを使いたい方
いかがだったでしょうか?
 
正直なところ、飛距離性能に関してはもうひとつでしたがフェースが被りづらくなり、左へのミスを抑制できるという点はメリットとしても捉えることができると思います
 
ロングアイアンの代わりにユーティリティを入れたいのだけど、左へのミスがどうしても気になるといった方には、ヘッドの特性をうまく抑えることができて武器になるでしょう
 
また、しなり感はあるものの先端剛性が高いのでライを選ばず色々なシチュエーションで使用できる点も嬉しいポイントです
 
基本的にはフッカー向けのシャフトなので、元々の球筋がスライス傾向の方は別のモデルが良いでしょう(TENSEIオレンジハイブリッドとか)
 
現在だと価格的にも安いので、コスパも悪くないと思います
 

以上、OT TOURハイブリッド試打&評価|左に行かない安心感はユーティリティ向き。という話題でした

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