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試打&評価

PING G425ハイブリッド試打評価レビュー|ミスに強いオートマユーティリティ

PING G425ハイブリッド試打評価レビュー

PINGの2020年モデルユーティリティであるG425ハイブリッドの試打を行いました

今回は新たに購入した弾道計測機である「フライトスコープmevo+」を使ってデータ計測を行いましたので、計測データをもとにどういったユーティリティだったのかをレビューしていきます

G425ドライバーシリーズと同様に高慣性モーメント化を追求した安定性重視のユーティリティ

見た目はオールブラックでシックなデザインとなっています

PING G425ハイブリッド0005

 

▼ソール後方いウェイトが付いていて深重心化も狙っている模様

PING G425ハイブリッド0002

PING G425ハイブリッドの試打クラブスペック

試打にはPING G425ハイブリッドの3番に純正カーボンALTA J CB SLATEのSを装着しています

3番でロフト角は19°、ライ角58.5°、重量は397g、バランスはD0です

 

PING G425ハイブリッドの試打計測データ

フライトスコープ mevo+0007

計測にはフライトスコープmevo+を使用しています

PING G425ハイブリッド計測データ0003

▼平均値

ヘッドスピード(m/s) 43.2
ボールスピード(m/s) 61.3
打ち出し角(°) 11.9
左右打ち出し方向(°) 1.4左
バックスピン量(rpm) 4272
スピン軸 5.2右
左右ブレ(yd) 0.4左
キャリー(yd) 207.6
総距離(yd) 223.2
高さ(yd) 27.9

まずは計測値の飛距離の部分を見ていくと平均キャリーで207.6ヤードと飛びに関しては申し分ない数値で水準以上の飛距離性能です

要因としてはやはり初速の速さです。ハイブリッド系としては際立った数値

打ち出し角は割と普通ですけどバックスピン量が22°レベルのスピンのかかり具合となっている点に注目したいです

そして方向性に関する項目ですが、左右方向へはターゲットラインから10ヤード以内のブレとなっていてかなり優秀だと思います

打球は全てフェード系

着弾地点を数字で見てみると、左に最大9.7ヤード、右に6.6ヤードです

まさ
まさ
データ的にはかなり優秀だと思います

 

PING G425ハイブリッドの評価

PING G425ハイブリッド評価チャート

飛距離に関しては初速も出ているし数値的には飛ぶタイプになりますが、バックスピン量が多くなっている点にも注目したい部分です

打ち出しは普通ぐらいの中弾道といった感じですが、スピンで上昇していくような弾道で、いわゆるめくれる打球となっていたのが印象的です

結果として高さも出ているしスピンも入っているのでグリーンでしっかりと止めていけるユーティリティになっています

ただ飛ばすだけではなくて、ターゲットにしっかりと止めていきたいという方には最適なクラブ

そして捕まりに関してですけれども、全体的にフェード系になっていてそんなに捕まるタイプではなかったという印象です

これもバックスピン量が増えた要因ではあると思います

基本的にはフェード系のイメージで打っていけるタイプでここは結構な強みだと感じています

ウッド型ユーティリティはその構造上、どうしても捕まりすぎる傾向にあるものですが、G425ハイブリッドではフック系の打球は今回の試打では皆無

ユーティリティでの最悪のミスである左方向への地獄のようなチーピンが出ないのは心強いですね

あと最後に許容度についてです

これは本当に素晴らしい安定度で、ミスヒット時でも曲がらず安定してキャリーが出てくれていると感じます

ミスヒットにも強いので打点がバラつきがちな方にも最適ですね

 

▼マットブラック仕上げですが、形状には癖が無く構えやすい

PING G425ハイブリッド0004

見た目はかなりすっきりしていてアドレスはしやすいです

 

▼横から見ると結構シャローバックな印象

PING G425ハイブリッド0003

サイドから見ていくと後方がペタっとしています

 

▼打感は正直なぞです

PING G425ハイブリッド0006

打ってみての結果とは裏腹に打感はあまり良くない印象です

かなり不思議な打球感で、形容し難いフィーリングです

決して良いとは思わないですが、絶対ムリというわけでもないです(良くないけど)

 

PING G425ハイブリッドの弾道イメージ

▼スカイトラックでの弾道イメージです

PING G425ハイブリッド計測データ0001

全てフェード系の打球。着弾地点も揃っていて優秀です

 

▼上から見たときのバラつき具合

PING G425ハイブリッド計測データ0000

ミスへの許容度も高く、そこまで大きくはバラついていないと思います

 

▼高さは揃っています

PING G425ハイブリッド計測データ0002

弾道の高さにも一貫性があります

 

総評

PING G425ハイブリッド0005

初速がしっかりと出るので飛距離面でも優秀

それでいてバックスピンもかかっているので、200ヤード付近からグリーンを狙っても止めていける安心感は強いです

そしてなんと言っても許容度の高さです

メーカーも高慣性モーメントを謳っていますが、それは確かに実感することができました

ミスヒット時の曲がり幅も小さく、距離のバラつきも少ない点は素晴らしいです

ただ捕まり自体はそんなに良いタイプではないので、おすすめなのは左方向へのミスが嫌だけどウッド型ユーティリティを使いたいという方です

反面スライサーは捕まえるのに少し苦戦しそうではあります

とにかく飛距離・方向性・安定感と中々バランスの良い優秀なハイブリッドクラブでした

 

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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