試打&評価

SIMドライバー試打評価|打点がバラついても平均以上の飛距離性能でポテンシャルは高い

2020年2月発売する、テーラーメイドのSIMドライバーを試打することができました

久しぶりにモデル名ごと大きく変更となったことでも話題になったSIMシリーズ

Mシリーズから受け継がれているテクノロジーが主となっていますが、性能面では大きな変化が起こっています

ドライバーについては米国などでは3モデル展開なのですが、日本では「SIMドライバー」と「SIM MAXドライバー」という2モデルのみです

本記事では「SIMドライバー」の方を取り上げていきます

おおまかな特徴は以下のとおり

  • 空気抵抗を減少させヘッドスピードをアップ
  • 低重心&高慣性モーメント
  • ウェイトギミック搭載で弾道調整が可能
  • SIMシリーズでは最もフェース面積が小さい

試打データの計測には「弾道計測器スカイトラック」を使用しています

まさ
まさ
Youtubeに動画もアップしたので、弾道イメージや打球音の参考にしてください

動画でも紹介しています

テーラーメイドSIMドライバーの概要とスペック

参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

まさ
まさ
値段的に安いUSモデルを選ぶならフェアウェイゴルフがおすすめです

「Shape in motion」というのがキーワードになり、ドライバーヘッドのパフォーマンスを高めるため、新形状のヘッドになって生まれ変わったのがSIMシリーズ

そしてSIMドライバーは、2種類あるラインナップの中でも、より重心深度が深くて慣性モーメントの高いタイプとなっています

またSIM MAXドライバーと比べて、SIMドライバーの方がフェース面積が小さい点にも注目

個人的にはフェース面積の大きさは空気抵抗に影響しないのか?と思ってしまうところですが、そこはテーラーメイドさんも触れていないのでこれ以上深読みするのはやめておきましょう(笑)

まさ
まさ
Mシリーズの技術革新が凄すぎて、今回は製品発表時のインパクトには欠けていたのが正直なところですが、性能が良ければ問題なし

関連テーラーメイド SIM(Shape in Motion)ドライバー|特徴についてまとめてみた【SIM MAX】

スペック

 テーラーメイド SIM MAX
番手ドライバー
ロフト角(°)9°、10.5°
シャフトTENSEI SILVER TM50
長さ(インチ)45.75
ヘッド体積(cc)460cc
バランスD3
総重量(g)307g(S)、305g(SR)、g(R)

 

進化したポイント

モデル名がMシリーズからSIMへと変更となり、新たに盛り込まれたテクノロジーがあるので、そこについてもご紹介しておきます

進化①イナーシャジェネレーターによる深重心化

SIMドライバー新テクノロジーphoto by:テーラーメイド(テーラーメイド ゴルフ) 0120-558-562

SIM MAXと同様のテクノロジーですが、ソールの後方に伸びるように配置されているのが「イナーシャジェネレーター」と呼ばれるものです

クラウンのみならず、ヘッド側面もカーボンパネルにすることで軽量化を図り、極端に重たい重量物をヘッド後方に配置しているというもの

イナーシャジェネレーター自体は前作のM6にも搭載されていたのですが、SIM MAXでは、より大型のウェイトが設置されて、深重心化と慣性モーメントの向上に貢献しているとのことです

進化②アシンメトリーシェイプによる空力性能の向上

もう一つの進化ポイントとしてアシンメトリーシェイプがあります

前述したイナーシャジェネレーターを斜めに配置することで空気の流れがスムーズになり、ハーフウェイダウンからインパクトにかけてクラブヘッドが加速するという構造です

ゴルファーによってはヘッドスピードが0.5〜1m/sはアップする可能性があるそう

進化③ウェイトギミックがシンプルに

SIMドライバーウェイトギミック-2 2photo by:テーラーメイド(テーラーメイド ゴルフ) 0120-558-562

SIMには重心位置を調整できるウェイトギミックが搭載されています

前作のM5ではソール後方側へも移動できるウェイトがありましたが、今作ではイナーシャジェネレーターが搭載されていることもあって横方向のみです

試打に使用したSIMドライバーのスペック

SIMドライバー試打クラブphoto by:テーラーメイド(テーラーメイド ゴルフ) 0120-558-562
ヘッドテーラーメイドSIM
ロフト角
シャフトTENSEI SILVER TM50
フレックスS
総重量298g
バランスD2.5
長さ45.25インチ
まさ
まさ
ヘッド単体での重量は196g

ヘッド重量が196gなので割と平均的な重量

気になるのはこのヘッド重量で45.75インチと長尺気味なことですが、実際に試打した際にどういった影響が出るのかを見て行きたいと思います

M5の純正シャフトもほぼ同様のスペックです

試打データと評価

SIMドライバー2D計測データ
ヘッドスピード43.9m/s
ボールスピード63.6m/s
サイドスピン293(右)
バックスピン2439rpm
打ち出し角16.0°
打ち出し方向-2yd(右)
センターからのブレ0
キャリー256.2yd
総距離276.0yd
4球打ってみての平均値のデータです

打点のバラつきは出たが平均以上の飛距離

ボールスピード(m/s)63.6
バックスピン量(rpm)2439
打ち出し角16.0
キャリー(yd)256.2
総距離(yd)276.0

飛距離性能:

兄弟モデルである、SIM MAXの飛距離性能の高さを考えるとやや見劣りする部分はあるものの、当サイトの基準値であるキャリー250ヤードは超えてきていますので飛ぶドライバーであることは間違いありません

ちなみに空力効果は感じられるのかという部分ですが、はっきり言ってわかりません(笑)

バックスピン量的にもそこまで多くはないのですが、打点のバラつきもあって平均初速を落としてしまったのが原因です

懸念していたとおり、クラブ長が長い上にヘッド重量が重ためなのも挙動に影響が出ていると思います

とは言いながら、それでも平均よりは飛ぶドライバー

逆に打点がバラついても平均以上の飛びが期待できるとも捉えられるので、ポテンシャルの高さは感じます

基本的な球筋はフェード

サイドスピン量(rpm)293(右)
打ち出し方向(°)-2.3(左)
打ち出し角(°)16.0
センターからのブレ(yd)0.0

弾道&方向性:

平均値ではセンターからのブレが0になっていますが、右と左への打球が丁度2球ずつだったので0になりました

飛距離性能の項でも言ったように、打点のバラつきの影響は大きいかなと思います

重量的な事も考慮すると、あと範囲インチは短いほうがミート率のアップと方向性の良さに繋がりそうです

基本的な球筋的にはフェード系となっています

捕まりは良いとは言えないヘッドです。スライサーなら調角機能を使ってかなりフックフェースにしないと厳しいかもしれません

打感はやや硬め

打感&打音:

打音に関してはやや硬いという印象です

ここでも比較ですが、SIM MAXの方が柔らかい感じがします

両者の違いを考えると、ソールのスライド式ウェイトなので、ウェイトギミックを搭載しているのが影響はあるのかもしれません

ここは大きく好みの分かれそうなポイントかなー

総重量が重ための割に長過ぎるかも

優しさと振りやすさ:

打点がバラついても飛距離も平均以上出ますし、曲がる方向もある程度まとまるので、ヘッド単体での安定感や優しさという点での性能は高いのかもしれません

ただ、組み上がっている状態で見てみると、この重量帯でありながら長尺仕様ということが振りにくさに繋がっているのは否めません

ちなみにメーカーが用意しているカスタムシャフトラインナップでは45.25インチが標準の長さになっているので、それぐらいの長さで作ったほうが明らかに良いでしょう

ぼくなら45.0インチ以下で作りますね

しっかり感があって癖のない純正シャフト

SIMドライバーシャフト-2photo by:テーラーメイド(テーラーメイド ゴルフ) 0120-558-562

標準装着シャフトであるTENSEI SILVER TM50ですが、フレックスSで重量が56gでトルクが4.0

中調子で動き自体には癖がないオーソドックスなシャフトです

実はUS三菱から販売されているカスタムシャフトのTENSEI CK PROシリーズの60gと同等のトルク値です

実際にスイングしてみるとわかりますが、しっかり感があって頼りなさは感じさせません

40m/s強ぐらいのヘッドスピードならSだとややハードに感じるぐらいのスペックなので、SRぐらいが丁度良いかもしれません

関連世界中で話題のシャフト「三菱ケミカル TENSEI(テンセイ)」特徴とラインナップを紹介

形状はオーソドックスで座りが良くなった

SIMドライバーのヘッド形状-2photo by:テーラーメイド(テーラーメイド ゴルフ) 0120-558-562

形状的には癖がなくて、オーソドックスです

特筆する部分もありませんが、ツートンカラーになっているところが気にならなければ誰でも違和感なく構えられる形状だと言えます

あとSIM MAXドライバーと同様ですが、座りが改善されているのはかなりデカイです

性能的にはクオリティの高かったMシリーズでしたが、ネックになっていたので座りの悪さだったので、そこが良くなっているだけでも素直に嬉しい部分です

地味ながら進化したと言っても良い部分かもしれません

カスタムの提案

ヘッドの重量的な部分を考慮すると、先端剛性の高めなモデルが良いですが、フェード系のヘッドなので極端なシャフトは除外したいところです

最近のシャフトから候補をあげるなら、ディアマナZFTourAD TPあたりでしょうか

ガチガチに先端が硬いモデルではなく、手元側いしなりがありながらも全体的にしなやかさがあるタイプと組み合わせるのがおすすめです

関連【評価】ディアマナZF試打してみたら方向性抜群のパワードローがめちゃくちゃ打ちやかった

関連TourAD TPを試打!感想&評価 | 幅広い層が使えるストライクゾーンの広いシャフト

まとめ:SIMドライバーのポテンシャツは高いがカスタムが必要かも

SIMドライバー試打評価チャート
やや辛口にはなってしまいますが、チャートで見ていくとこんな感じです
 
というのもSIM MAXが段違いに飛んだのも影響していることがデカイですね
 
公平を期すためにウェイトギミックやネックの調角機能は触っていませんが、ここからカスタマイズできる幅があるのがSIMを選択するメリットかなとも思います
 
飛距離性能自体は平均値以上で、SIM MAX同様にポテンシャルの高さはあります
 
SIM MAXとは違ってSIMはヘッド重量も重たいので、純正シャフトの長さで使うよりはクラブ全体のバランスを考慮してカスタムするのが前提かなと思います
 

以上、テーラーメイドSIMドライバー試打・評価|打点がバラついても平均以上の飛距離性能。という話題でした

SIM MAXドライバーをなるべく安く買うならUSモデルを選択するのもおすすめ

日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているのでUSモデルを手に入れるのもありです

そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん

ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラSPEEDZONEを購入しています(昨年はEPIC FLASH)

メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います

参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

まさ
まさ
SIM MAXドライバーおUSモデルの純正シャフトは、VENTUSのブルーかレッドになります。VENTUSブルーの試打レビュー記事もありますので参考にしてください

 

まさ
まさ
Youtubeに動画もアップしたので、弾道イメージや打球音の参考にしてください

動画でも紹介しています

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