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試打&評価

【試打評価】ツアーAD HY ユーティリティ用シャフト|しなやかで上がりやすい【口コミ・評判】

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトの試打評価

評価:

今回はグラファイトデザインのユーティリティ用シャフト「ツアーAD HY」の試打計測を行いました。

グラファイトデザインにはいくつかユーティリティ用カーボンシャフトがありますが、今作は2017年発売のモデルです。

メーカー公式サイトによると、”高弾道を実現するためにシャフト全体をしなやかに設計。ハイブリッドのイメージ通りの弾道を可能に。”と記載されています。

情報が乏しくてはっきりした性能がわからないため、実際に購入して弾道計測や振動数、中間剛性などを計測してみました。

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフト 75R

それでは詳しいデータを見ながらツアーAD HYについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトをPING G410ハイブリッに装着
  • ヘッド:PING G410ハイブリッド #2
  • ロフト角:17°
  • シャフト:ツアーAD HY 75
  • フレックス:R
  • トルク:3.1
  • キックポイント:中調子
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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ツアーAD HYの試打計測データとレビュー

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフト弾道計測データ

▼平均のデータが下記

ヘッドスピード(m/s) 41.5
ボールスピード(m/s) 60.3
打ち出し角度(°) 14.2
打ち出し方向(°) 1.5(右)
バックスピン(rpm) 3328
サイドスピン(rpm) -136(左)
ピーク時の高さ(yd) 31.8
降下角度(°) 41.9
センターからのブレ(yd) 2(右)
キャリー(yd) 214.8
総距離(yd) 229.9

以上が計測データになります。

17°のユーティリティでキャリー214.8ヤード、トータル229.9ヤード

飛距離は十分です。特別飛ぶようになるわけではありませんが、ロスすることもないです。

公式サイトでは上がりやすいとのことでしたが、確かに打ち出し角が付きやすく高弾道化しやすい傾向にはあります。

スピンは3300回転を推移。スピン量は特別多くもなくて普通でした。

アッタスMB HYの方がスピンも入るので最高到達点は高いのですが、PING TOURという純正シャフトやベンタスハイブリッドブルーよりは2°ほど打ち出し角度も増しています

弾道イメージ

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトの弾道イメージ

球筋はストレート、ドロー、フェードのなかで選ぶならストレート。

ドローもフェードも打ち分けがしやすく、操作性もかなり良かったです。

 

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトの弾道イメージまとめ

サイドスピン量も少なめで、大きく曲がることもありません。

これは先端がしっかりとしているのが影響しているのですが、それでいて高さをある程度出せるのがツアーAD HYのメリット。

先端の動きをある程度制御しながら、高さを出せるという絶妙な味付けとなっています。

 

打ち出し角も大きなズレがなく高さもそこそこ揃います。

 

バラつき具合はこのぐらい。ほぼセンターに集約しています。

 

ツアーAD HYの振動数と中間剛性、フィーリング

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトの振動数

まず手元剛性を振動数計で計測してみたところ、75Rで振動数が265cpm。Rとはいえこれはまあまあ柔らかい数値。

実際振っていても手元側にしなりを十分に感じられるため、切り返しでの間が作りやすく、とてもタイミングが取りやすいです。

 

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフトのセンターフレックス(中間剛性)

次に中間部の剛性を計測するためセンターフレックスで計測。

CF値4.65kgです。

手元側同様ですが、中間も比較的やわらかい剛性となっています。手元から中間部がしなるので非常にしなやかさを感じるシャフトに仕上がっている印象です。

柔らかいと言ってしまってもいいのですが、打ち出し方向やサイドスピン量の少なさを見てもらえればわかるとおり、先端はそれほど走らないのでコントロール性に優れています。

ハードさはあまり感じません。今回は75Rを購入しましたけれど、これならSや85などを選んでもよかったかなと思っています。

しなやかさは欲しいけど、先端が動きすぎるシャフトが苦手な方にちょうど良いと思います。

 

アッタスMB HYの振動数と中間剛性

フレックスは違いますが、比較対象としてアッタスMB HY 75Sの振動数が294cpm、CF値は5.92kgです。

こうみるとツアーAD HYは明らかに柔らかいです。

 

PING TOUR 85の振動数と中間剛性

G410ハイブリッドの純正シャフト。PING TOUR 173-85Rは振動数が279cpm、CH値は5.22kg。

こちらと比べてもツアーAD HYは数値が低いです。

 

ツアーAD HYのデザインについて

ツアーAD HY ユーティリティ用シャフト 75R

デザインはいつもどおりの縞々模様です。

 

シックなグレーとブラックのカラーリング。とても落ち着いています。

 

表面はこのような感じです。

 

ツアーAD HYの総合評価

ツアーAD HYの総合評価

しなやかでタイミングがとりやすく、操作性がとても良いシャフトです。

ハードすぎず、ボールの上がりやすさも確保されているのに、打ち出し方向も安定します。

比較的柔らかいフィーリングなので、ハードヒッターには少し物足りなさがあるかもしれませんが、硬すぎないシャフトでもコントロール性能を高めたい方におすすめです。

評価:

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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