今や世界中に使用者がいるフジクラのシャフトですが、2018年10月に開催されたPGAツアーの開幕戦「セーフウェイオープン」で新ブランドのシャフトが初めて登場しました
その名が「フジクラ VENTUS(ヴェンタス)」
現在ではダスティン・ジョンソンやジョーダン・スピース、日本ツアーでは浅地洋佑プロが使用していることでも話題になっています
新素材を採用したフジクラのNEWシャフトで、現在世界的に注目度が高いモデルで、今後さらに使用者が増えることは間違いないでしょう
VENTUSが発売された当初は1種類のみの展開でしたが、現在ではラインナップも増えて、求めるフィーリングや球筋によってモデルを選択できるようになりました
そこでこのページでは、VENTUSについての特徴についての解説と、ラインナップの紹介。さらに購入する際のおすすめの取扱い店を紹介していきます
目次
フジクラ VENTUSシャフトの概要と特徴

フジクラVENTUSに採用された新しいテクノロジーが「Velocore Technology」
ドライバーショットでオフセンターヒットした場合の球筋のバラつきや、ヘッドねじれを最小限に抑え、ボールスピードを最大化しつつ安定性を高めるというのが最大の特徴のシャフトです
USモデル専門店 フェアウェイゴルフがおすすめ
2020年3月にラインナップの中から「VENTUSブルー」のみが日本国内モデルを発売しました
しかしREDとBLACKに関してはUSモデルのみの展開となっています
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラSpeedZoneドライバーやSIM MAX Dドライバーなどを購入しています(それ以外にも買っているけど)
フェアウェイゴルフは色々なショップがある中、メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品の取扱店なので安心感が違います
その他、USモデルだけのレア物なども多数取り扱っているのでギア好きの方は是非チェックしておきたいショップです
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
Velcore Technology

シャフト全長に「フルレングスの70トンピッチ炭素繊維」を採用しています
この素材は、現在のシャフト界隈では主流になりつつある超高弾性率材料で「T1100G」という素材があります
今回採用されたモノはそれよりも150%近く強く硬い素材で、安定性を大きく向上させることができるというものです
T1100Gはフジクラシャフトを代表するSpeederシリーズで採用されている素材でもあり、その性能面での評判は間違いないものとなっていますが、それ以上の安定感を出せるという仕様です
さらに「40トンカーボンファイバー」を加え、シャフトのねじれを最小限に抑えることで低トルクかつ、ヘッドの挙動を安定させる効果が期待できます
この70トン超高弾性カーボンファイバーと40トンの高弾性カーボンファイバーによるバイアス層から構成されたものがVELCOREテクノロジーと呼んでいる技術です
手元側がハイトルク、先端側がロートルク
シャフト先端側は非常に低トルクでねじれが少なく強度が非常に強くなっていて、オフセンターヒット時のヘッドのブレであったりスピン量の抑制に繋がっています
その反面、手元側には適度なしなりを感じられるため先端の硬さの割に扱いやすさも感じられるモデルです
この手元と先端のトルクの違いによって慣性モーメントが高まり、方向安定性が飛躍的にアップしていることが特徴となっています
低打ち出し+低スピンの弾道
先端部の剛性が高いことで、ロフト角がインパクト時のロフト角が増えにくいため、打ち出し角は低くなりやすいシャフトです
なおかつ分厚いインパクトになり、フェース中央から上部でヒットしやすくなるので低スピンになりやすいのが特徴
かなりの強弾道が売りのシャフトですが、シャフト本来の性能を発揮するにはある程度のパワーが必要になってくるモデルといえます
目安としてヘッドスピードが45m/s以上は欲しいところです
ただ、ここに関しては3種類のラインナップが用意されているので、若干特性が異なってきます
それぞれの特徴は後述しますので参考にしてください
フジクラ VENTUSシャフトのラインナップと特徴について紹介

VENTUS ブルー
- 中弾道+低スピン
- 中調子でもっとも癖の少ないタイプ
- VENTUSの中では最もオーソドックスなモデル
VENTUSシリーズではじめに発売されたモデルで、中調子という最も癖の少ないタイプ
VELCOREテクノロジーによって先端の剛性を高め、飛躍的に安定性をアップしながらも手元側にはしなり感を感じられるコントロール性能の併せ持った画期的なシャフトです
R2からスペックも豊富に用意されていて、VENTUSシリーズの中ではもっともスペックの種類が多いのも特徴です
実際に購入して試打レビューを行った記事もあるので参考にしてみてください
試打レビューフジクラ VENTUS ブルー試打評価レビュー|ハードヒッター向けだけど、プロが使うのも納得できる強弾道でコントロール性に優れたシャフト
モデル名 | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
BLUE5 | R2 | 56g | 4.0 | 中調子 |
R | 57g | 3.7 | 中調子 | |
S | 58g | 3.4 | 中調子 | |
BLUE6 | R | 65g | 3.5 | 中調子 |
S | 65g | 3.1 | 中調子 | |
X | 65g | 3.1 | 中調子 | |
BLUE7 | S | 76g | 3.0 | 中調子 |
BLUE7 | X | 77.5g | 2.9 | 中調子 |
BLUE8 | S | 86g | 3.0 | 中調子 |
BLUE8 | X | 86g | 2.8 | 中調子 |
あと、ゴルフ雑記帳のYoutubeチャンネルでも動画でVENTUSブルーについても紹介しているので合わせてご覧ください
VENTUS レッド
- 中高弾道+中スピン
- 先調子で飛距離重視のモデル
- 飛距離特化型VENTUS
ブルーをベースに開発された先調子系のモデル。近頃PGAツアーでも流行り出しているのがレッドです
VENTUSシリーズの中では最も初速性能が高く飛距離に特化しています
ただ、先調子とはいえVELCOREテクノロジーの効果なのか、先端側の動きは小さめ。捕まりすぎてしまう心配は少ないです。初速をアップして飛距離を伸ばしたいならレッドがおすすめです
ブルー同様に50g台のR2からスペックを選択できるのも嬉しいところ
試打レビューフジクラ VENTUSレッド試打評価レビュー|高確率で初速アップを狙える飛距離特化型シャフト
モデル名 | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
RED5 | R2 | 56g | 3.9 | 先調子 |
R | 57g | 3.7 | 先調子 | |
S | 58g | 3.5 | 先調子 | |
RED6 | R | 65g | 3.4 | 先調子 |
S | 65g | 3.2 | 先調子 | |
X | 65g | 3.1 | 先調子 | |
RED7 | S | 71g | 3.1 | 先調子 |
RED7 | X | 72g | 3.1 | 先調子 |
関連フジクラの新作シャフト「Ventus Red」がついに発表&発売決定|2019年秋発売予定
VENTUS ブラック
- 低弾道+低スピン
- 手元調子で最も先端の硬いモデル
- ダスティン・ジョンソンやジョーダンスピースが使用しているモデル
ツアープロの使用率が最も高いブラック
先端から中間部の剛性が最も高く、弾道とバックスピン量を飛躍的に抑えるというのがコンセプトになっているモデルです
選択できるフレックスも60g台のSシャフトからと最もハードなモデルとなっています
弾道的にはストレート系
フェース向きの安定度がとにかく高いシャフトで、方向性に関してはトップクラスに優秀です
実際に購入してみて試打も行っています。詳しくは試打レビュー記事をご覧ください
試打レビューフジクラ VENTUSブラック試打評価レビュー|ブルー以上の素晴らしい方向性
モデル名 | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
BLACK6 | S | 64g | 3.4 | 手元 |
BLACK6 | X | 65g | 3.1 | 手元 |
BLACK7 | S | 77g | 3.1 | 手元 |
BLACK7 | X | 78g | 2.8 | 手元 |
BLACK8 | X | 85g | 2.8 | 手元 |
USモデル専門店 フェアウェイゴルフがおすすめ
2020年3月にラインナップの中から「VENTUSブルー」のみが日本国内モデルを発売しました
しかしREDとBLACKに関してはUSモデルのみの展開となっています
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラSpeedZoneドライバーやSIM MAX Dドライバーなどを購入しています(それ以外にも買っているけど)
フェアウェイゴルフは色々なショップがある中、メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品の取扱店なので安心感が違います
その他、USモデルだけのレア物なども多数取り扱っているのでギア好きの方は是非チェックしておきたいショップです
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
VENTUSシャフトの特徴&ラインナップ:まとめ

フジクラのNEWモデルシャフト「VENTUS」の紹介でした
- バックスピン量が多く吹き上がって飛距離ロスしてしまう方
- ここ一番での左へのミスを軽減したい方
- 操作性の高いシャフトを求める方
フジクラといえばspeederシリーズに代表されるような弾き系のシャフトのイメージが強いですが、今作に限っていえば非常に粘りのあるシャフトとなっています
ツアープロたちも続々と使用を開始している注目のシャフトなのでギア好きは要チェックのモデルです
以上、フジクラ「VENTUS(ヴェンタス)シャフト」特徴&ラインナップをわかりやすく紹介解説。という話題でした
試打レビューフジクラ VENTUS ブルー試打評価レビュー|ハードヒッター向けだけど、プロが使うのも納得できる強弾道でコントロール性に優れたシャフト
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