当サイトのコンテンツには一部商品プロモーションを含む場合があります

試打&評価

インプレスUD+2(2021)アイアン試打評価レビュー|歴代で最も捕まるキャノン砲アイアン

ヤマハ2020年モデルアイアンであるインプレスUD+2(2021)の試打を行いました

今回も今までと同様に弾道計測機のスカイトラックを使ってデータ計測を行いましたので、計測データをもとにどういったアイアンだったのかをレビューしていきます

シリーズとしては3代目だったと思いますが、めちゃくちゃ広いソールと深いキャビティ部と、振り切った感があって清々しさすら感じる飛距離特化アイアンであることは変わらず

それでは気になる試打データと性能を見ていきましょう

ヤマハ インプレスUD+2 2020 アイアン0001

 

インプレスUD+2(2021)アイアンの試打クラブスペック

試打にはインプレスUD+2アイアンの7番アイアンに純正カーボンシャフトのSRを装着しています

7番でロフト角は25°、ライ角61.5°、重量は376g、バランスはD0です

ロフト角は相変わらずの超ストロングロフト設定

 

インプレスUD+2(2021)アイアンの試打計測データ

インプレスUD+2アイアン試打計測データ

計測データを見てみるとわかるとおり飛距離に関しては凄まじい性能です

飛び系アイアンというジャンルでは抜けた存在であるのは間違いなくて、とにかく数字にははっきりと出ていますけど間違いなく飛ばせるモデルですね

ただ、方向性に関しては厳しい結果となっていて大きく左方向へのブレが出ています

相当に曲がっているのがわかりますが、使い手によってはマッチするほどの性能の振り切り具合だと思います

あとはロフト角も立っているので7番アイアンとして見れば低めの打ち出しとバックスピン量となっていますが、25°と考えると結構上がりやすいしスピン量も普通です

サイドスピンやブレ幅の数値を見てみると、歴代のUD+2アイアンの中でも最も捕まるモデルになっている印象です

スライスでどうしても飛距離が出ないという方にはもってこいでしょう

 

インプレスUD+2(2021)アイアンの評価

インプレスUD+2 アイアン評価チャート

飛距離はナンバーワンクラス

平均キャリーで182ヤードという事で普段の5番アイアンの距離が出ています

まあロフト的には5番アイアンなのでそうだろうとなりますけど、普通の5番よりはボールも拾いやすいですし、25°というロフト設定の割には優しい印象はあります

捕まりも相当に強いのでスライサーにはハマるはず

ただそれを制御するのが難しくてほどのオートマアイアンでもあるので操作性に関しては評価1

操作したい場合なら他のアイアンを素直に選びましょう

 

▼実際に構えて見るとロフトは立っているのですけど5番アイアン感はあんまりない

ヤマハ インプレスUD+2 2020 アイアン0003

UD+2は毎回不思議なことに実際に打ってみるとちゃんと7番の感覚で振れるから不思議

長さも5番アイアンぐらい長いけど振りやすいのが嬉しいところです

総合的にみても簡単に打つことはできるし優しいアイアンです

グースの度合いも結構強めなので視覚的にも右へのミスを消せる安心感があります

 

▼ソールは相変わらずの超幅広

低重心化を狙った幅広ソール

ロフトよりも簡単に上がるし、少々ダフっても大丈夫です

 

▼気持ちいい弾き感のある打感

打感も歴代インプレスUD+2と同様に非常に弾き感の強い感触です

このアイアンに柔らかい打感とかは求めないので全く問題なし

 

インプレスUD+2(2021)アイアンの弾道イメージ

▼スカイトラックでの弾道イメージです

インプレスUD+2弾道まとめ

ビジュアルで見ると弾道はこんな具合になりました

上の2つを見たらめちゃくちゃ左に行っています

正直ここまでブレることは普段ないのですが、ぼくのスイングレベルでは制御できないぐらいに捕まりました

 

▼左下の画像:これは意識して振りおくれ気味になったのですが、それで丁度まっすぐぐらいです

ヤマハ インプレスUD+2 2020 アイアン弾道イメージ0001

恐らく極度のスライサーの方だとこんな漢字のボールになることが予想されるので丁度よくなるのかなーと思います

感触的にはこすった感じがしましたけど、それでもこれぐらい飛距離がでています

 

▼こんな感じで極端に捕まる

ヤマハ インプレスUD+2 2020 アイアン弾道イメージ0002

これだけ曲がると正直辛いですね

スイングである程度ボールが捕まえられる方だと捕まりすぎてしまう感じ

 

総評

ヤマハ インプレスUD+2 2020 アイアン0001

飛距離的には相変わらずで、アイアンで兎にも角にも飛距離を求めるならファーストチョイスになるレベルです

しかし今作のUD+2は捕まりが非常に強いので、歴代モデルの中でも特にスライサー向けだと感じました

こうなると当然ですが、右にしかミスが出ないような方とは相性がすこぶる良いと思います

捕まえられるスイングをしている方は少し制御が難しいかもしれません

まあ飛びは最高のキャノン砲アイアンであることは間違いありませんので、飛ばしたい方は是非試してみてください

 

合わせて読みたい

まとめアイアンおすすめ人気ランキング|解説&レビュー付きでわかりやすく紹介【最新版】

試打レビューツアーB 202CBPアイアン試打評価レビュー|捕まり良好な高機能ポケキャビ

試打レビューフォーティーン Gelong D IX-001アイアン試打評価レビュー|見た目スッキリなのに飛距離性能がエグすぎる

試打レビューゼクシオクロス試打&評価|驚異的な飛距離性能の優しいアイアン

関連ヤマハRMX VD59ドライバー試打評価レビュー|弾道調整機能の到達点かも

ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
一緒に読まれている記事